【原作紹介】映画だけ見た人も驚く『ハリー・ポッターと賢者の石』のあらすじ解説!

あらすじ

ハリポタシリーズの第1作で、伝説の始まりとなった『ハリー・ポッターと賢者の石』。

映画を見たことがあっても、原作小説を読んだ人は少ないのではないでしょうか?

本記事では、今後の作品にも繋がるさまざまな謎や伏線が張り巡らされた、原作小説の全17章のあらすじをご紹介します。

『ハリー・ポッターと賢者の石』とは?

『ハリー・ポッターと賢者の石』は1997年に発表されたファンタジー小説で、ハリポタシリーズの記念すべき1作目です。

これまで魔法を何も知らなかったハリーの目を通して、不思議でワクワクするホグワーツの生活や魔法界が描かれています。

主な登場人物一覧

ハリー・ポッター:ヴォルデモートに両親を殺害され、ダーズリー家に引き取られた少年。実は魔法使い。

ロン・ウィーズリー:ウィーズリー家の六男。家が貧乏なことや優秀な兄にコンプレックスを持っている。

ハーマイオニー・グレンジャー:マグル生まれの秀才の魔女。規則にうるさくお節介な女の子。

ネビル・ロングボトム:グリフィンドールの同級生。いつも自信がなくてミスばかりしている。

ドラコ・マルフォイ:魔法界の名門「マルフォイ家」に生まれたお坊ちゃん。ハリーを敵対視している。

アルバス・ダンブルドア:ホグワーツの校長。長い髭を蓄えた長身の老人。

ルビウス・ハグリッド:ホグワーツの鍵と領地を守る番人。身長3mもある大男。

セブルス・スネイプ:魔法薬学の教授。なぜかハリーを憎んでいる。

ミネルバ・マクゴナガル:変身術の教授。グリフィンドールの寮監。

クィリナス・クィレル:闇の魔術に対する防衛術の教授。いつもおどおどしている。

ダーズリー一家:バーノン氏とペチュニア夫人、息子のダドリーで構成された一家。「普通」であることを何より重要視し、ハリーを嫌っている。

『ハリー・ポッターと賢者の石』全17章のあらすじ・考察・伏線と名言

【注意】

この記事を含む本サイトでは、作品のネタバレが書かれていることがあります。

第1章 「生き残った男の子」

プリベッド通り四番地に住むダーズリー夫妻。息子も生まれて、絵に描いたように幸せな家庭を築いていました。ただ一つ、病的なまでに「普通」であることに執着していること以外は。

そんな彼らの心配事はペチュニア・ダーズリー夫人の実の妹の家庭「ポッター家」です。ダーズリー家の「普通」とは正反対の家庭で、関わり合いになることを心底恐れていました。

冒頭ではダーズリー一家が不思議や神秘的なことを頑なに認めない様子が描かれています。
なぜ彼らはここまで「普通」に拘るのでしょうか?これにはペチュニアと妹との関係性が関係しています。

ある日の朝、バーノン・ダーズリー氏が仕事に向かおうとすると、家の近くで地図や標識を見ている猫を見つけます。

おかしなことはそれだけではなく、街に出ると奇妙な服を着た者たちが目に付いたり、フクロウが空を飛び交ったり…

極め付けは奇妙な服の集団から「ポッター」「ハリー」という言葉が聞こえてきたことです。

「ポッターさんたちが、そう、わたしゃそう聞きました…」
「…そうそう、息子のハリーがね…」

そういえば甥の名前は「ハリー」ではなかったか?そう思うとダーズリー氏は恐怖に駆られますが、思い過ごしだ、と自分を納得させました。


その日の夜、ダーズリー家の近くに居た猫はまだじっと座っていました。
するとプリベット通りに1人の老人が現れます。この人物の名前はアルバス・ダンブルドア

ダンブルドアがポケットから出した銀のライターをカチッと鳴らすと、通りの街灯の光は次々に消えていきます。

ダンブルドアは猫に向かって「マクゴナガル先生」と話しかけます。
そこにはすでに猫の姿は無く、代わりに厳格そうな女性であるミネルバ・マクゴナガルが座っていました。

マクゴナガルはどうやら世間は浮かれすぎだ、と怒っているようです。そして今日は『例のあの人』がついに消え失せたと話します。
ダンブルドアはマクゴナガルに『例のあの人』ではなく、『ヴォルデモート』と名前で呼ぶようにと指摘しました。

『例のあの人』と呼ばれている『ヴォルデモート』という人物。
マクゴナガルはヴォルデモートがたくさんの人を殺した、と話していましたが、一体何者なのでしょうか?

二人は昨夜起こった恐ろしい事件の噂について話します。

「昨夜、ヴォルデモートがゴドリックの谷に現れた。ポッター一家が狙いだった。噂ではリリーとジェームズが…ポッター夫妻が…あの二人が…死んだ…とか」

さらにリリージェームズが死んだだけではなく、ヴォルデモートは一人息子でまだ1歳だったハリーの殺害に失敗して打ち砕かれた、と話しました。

話している二人にもとに空飛ぶオートバイに跨った大男ルビウス・ハグリッドが現れます。
ハグリッドは「生き残った男の子」ハリーを連れてきました。

ハリーは眠っており、額に不思議な稲妻模様の傷が残っています。

ダンブルドアはヴォルデモートを打ち破ったハリーをダーズリー家に預けると言います。
伝説の人になるであろうハリーを舞い上がらせないように、別の世界で育てるのだと。

3人はしばらくハリーを眺めると、別れを惜しみながらその場を後にしました….

ダンブルドアは、ハリーを健全に育てるためにダーズリー家に預けると話しますが、実は別の目的がありました。
それは第5巻「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で明かされます。

第2章「消えたガラス」

第1章から約10年が経ち、ダーズリー家で育てられているハリー。
ハリーは階段下の蜘蛛だらけの物置で寝起きしており、ダーズリー家の一人息子で溺愛されているダドリーとは対照的に不遇な生活が伺えます

出典:https://bibi-star.jp/posts/11927

この日はダドリーの誕生日で外出する予定でした。ハリーは毎年近所に住む変わり者のフィッグおばさんの家に預けられていましたが、今年はフィッグおばさんが脚を折ってしまい預かれない、と電話があります。

猫を飼っているフィッグおばさん。家中キャベツの匂いがするし、今までに飼った猫の写真を無理やり見せてくるのでハリーは嫌っていました。
しかしこのフィッグおばさんは一つ秘密を抱えていました…

ダーズリー夫妻は仕方なくハリーを一緒に動物園に連れて行きました。
午後に爬虫類館に向かった一行。ハリーがヘビを見ていると、そのヘビがハリーに話しかけてきました。

その様子を見つけたダードリーが大騒ぎし、ヘビの前にあるガラスに寄りかかります。
すると何故かガラスは消え、ヘビは逃げ出してしまいました。

ハリーがまた妙なことをしたと思ったバーノン氏は激怒し、家に帰るとハリーを物置に閉じ込めたのでした…

第3章「知らない人からの手紙」

数日間閉じ込められ、やっとの事で物置から出ることを許されたハリー。
ハリーの唯一の希望はこの夏が終わればダドリーと違う学校に通えることでした。
(ダドリーは私立スメルティングズ男子校、ハリーは公立ストーンウォール校)

そんなある日、ダードリー家に一通の手紙が届きます。その手紙は生まれて初めてハリー宛に届いた手紙でした。

バーノン氏は手紙を取り上げて、ハリーに読ませません。それどころか手紙を読むとペチュニアと共に恐怖に慄いていました。

次の日、再びハリー宛の手紙が届きます。それもバーノン氏が取り上げますが、次の日もその次の日も手紙は届きました。

日曜日になると郵便が休みなので期限の良いバーノン氏。しかし煙突を通って何十枚もの手紙が降ってきました。

怒りが頂点に達したバーノン氏はハリーと家族を連れて家を出ることを決めます。
1日中車を走らせ、違う街の外れにある古いホテルに泊まりました。

これで手紙を振り切ったと思っていたバーノン氏でしたが、次の日の朝、ホテルにまたもや手紙が届きます。
この日もさらに車を走らせて、海に浮かぶ大きな岩の上に建てられた小屋に泊まりました。

真夜中、嵐が吹き荒れており、寒さに震えながらハリーは薄い毛布に包まっていました。
実はこの日は日付が変わるとハリーの誕生日であり、眠っているダドリーが着けていた腕時計を見ながら、自身が11歳になるのを待っていました。

日付が変わったその瞬間、扉の外から大きなノック音が聞こえます…

第4章「鍵の番人」

もう一度ノック音が響き渡り、飛び起きたバーノン氏がライフル銃を構えて警戒します。

すると次の瞬間ドアが開き、そこには長い髪の大男が立っていました。
ハリーを見つけると親しげに話しかけ、誕生日プレゼントだと言って大きなケーキをプレゼントします。

ハリーが誰かと尋ねると、男はルビウス・ハグリッドと名乗りました。

「さよう、まだ自己紹介をしとらんかった。俺はルビウス・ハグリッド。ホグワーツの鍵と領地を守る番人だ」

ハリーは「ホグワーツ」と聞いてもさっぱり分からないので、さらに尋ねます。

ここでハグリッドは、ダーズリー一家がハリーにホグワーツや両親のことを教えていなかったことを知りました。

ハグリッドは激怒し、バーノン氏に詰め寄ります。
ここで初めて、ハグリッドの口からハリーは魔法使いであることが明かされるのでした

そしてハリーは自分にずっと届いていた手紙を読みます。
そこには「ホグワーツ魔法魔術学校」への入学を許可された旨が書かれていました。

さらにハグリッドはハリーや両親についての真相を話し始めます。

最悪の闇の魔法使いとして魔法界を支配していたヴォルデモート。ヴォルデモートはハリーの両親リリーとジェームズを仲間に引き込もうと思ったのか、はたまた邪魔者として片付けようとしたのか、10年前のハロウィーンの日にハリーたちのもとに訪れます

ハグリッドは何故ヴォルデモートがポッター一家を襲ったのかは分からないと話しています。
ヴォルデモートはどうしてハリーたちを襲撃し、そして赤ん坊だったハリーの殺害に失敗したのでしょうか?

ヴォルデモートは二人を殺害し、残ったハリーも手にかけようとしました。
しかしどういう訳かヴォルデモートの呪いはハリーに効かず、そのままヴォルデモートは消えてしまったと言うのです。

この時の呪いの跡が、ハリーの額にある稲妻模様の傷でした。

話し終えたハグリッド。話を聞いていたバーノン氏はなおもハリーを連れていかせまいとします。
さらにホグワーツの校長であるダンブルドアの悪口を言ったことで、ハグリッドはさらに怒り、ダズリーの尻に豚の尻尾を生やしてしまいました。

ハグリッドは魔法でダズリーに豚の尻尾を生やしましたが、3年生の際にホグワーツを退学処分になっており、実は魔法を使ってはいけないことになっている、とハリーに話します。
ハグリッドは何故ホグワーツを退学になったのでしょうか?この真相は第2巻「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で明かされます。

ハグリッドは明日一緒にロンドンに行って入学用品を買いに行こうと言って、ハリーと一緒に眠りました…

第5章「ダイアゴン横丁」

次の日、二人は目覚めるとロンドンに向かいます。
ハリーがお金が無いことを心配していると、ハグリッドはハリーの両親がお金を遺している事を伝えました。

魔法界の銀行は「グリンゴッツ魔法銀行」という場所で、「小鬼」が経営しているのだとハグリッドは話します。
重要な金庫はドラゴンが守っているという噂もあり、何かを保管するにはホグワーツ以外では世界一安全だそうです。

また、この時ハグリッドはずっとドラゴンが欲しいと思っているとハリーに告げていました。

ドラゴンが欲しいというハグリッド。ハリーは驚いていましたが、あまり深く聞けませんでした。
何故ハグリッドは重要な金庫を守れるほどの怪物が欲しいと思っているのでしょうか?

ロンドンに着いた二人は『漏れ鍋』という小さなパブに入ります。
パブの中に居た客はハリーを見つけると、『生き残った男の子』が魔法界に帰ってきたと全員握手を求めました。

ここではハリーが子供の頃に出会った事のあるディーダラス・ディグルや、ホグワーツの教授で『闇の魔術に対する防衛術』を教えているクィレル先生が居ました。

パブを通り抜けて庭に出ると、ハグリッドはレンガの壁をコツコツと3度叩きます。
すると壁が動き出し、魔法界の買い物通り『ダイアゴン横丁』への入り口が現れました。

二人はまずグリンゴッツに向かい、お金を引き出します。
ロンドンの地下に広がる洞窟をトロッコに乗って進み、ハリーの両親が遺した金庫の前に到着しました。
そこには金貨の山が積まれており、ハリーは相当な額の遺産を相続していたことを知ります。

またハグリッドもダンブルドアから仕事を頼まれていて、金庫からポツンと入った小さな小包みを取り出しました。

厳重に警備された金庫の中には、薄汚れた小包みが入っていました。
ハグリッドは極秘の物だと言っていましたが、これは一体何なのでしょうか?

グリンゴッツから出た二人。ハグリッドはトロッコに乗り物酔いしてしまい、『漏れ鍋』で元気薬を引っ掛けてくると言って一旦ハリーと分かれます。

ハリーは一人で『マダムマルキンの洋装店』に制服を買いに行きます。
中では一人の男の子が丈を合わせていました。

男の子とハリーは話しますが、気取った話し方や外で待っていたハグリッドをバカにするような発言をするので、ハリーはすぐに嫌いになります。

店を後にしたハリーはハグリッドと一緒に教科書などを買い歩きました。
またハグリッドから誕生日祝いとしてシロフクロウを買って貰いました。

最後に二人は『オリバンダーの店』で魔法の杖を買いに行きます。
店主のオリバンダーは様々な杖をハリーに持たせますが、中々合った杖が見つかりません。

しばらく試した後、『柊の木・不死鳥の羽根・28センチ・良質でしなやか』という杖をハリーに振らせました。
すると杖の先から赤と金色の火花が散り、ようやく杖が決まったのです。

しかし、オリバンダーはこの杖に入っている羽根と同じ不死鳥の尾羽で作った唯一の杖こそが、ヴォルデモートが使った杖だとハリーに告げました。

ハリーを選んだ杖とヴォルデモートの杖は兄弟杖だと言うオリバンダー。
この奇妙な因縁は、後々物語を左右する重要な鍵になります。

買い物を終えた二人はダイアゴン横丁を後にします。ハグリッドはハリーにホグワーツ行きの切符を渡して別れました。

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