「ハリー・ポッター」シリーズで常にハリーの指針として大きな影響を与えてきたホグワーツの校長「アルバス・ダンブルドア」
偉大なだけではなく、弱さも抱えており、そこが彼の魅力でもあります。
今回はそんなダンブルドアについて紹介してきたいと思います。
1.プロフィール

名前 | アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア |
生没年 | 1881年8月〜1996年(没115年) |
親族 | 母:ケンドラ・ダンブルドア 父:パーシバル・ダンブルドア 弟:アバーフォース・ダンブルドア 妹:アリアナ・ダンブルドア |
組み分け寮 | グリフィンドール寮 |
杖 | 素材:ニワトコの木 芯:セストラルの尾の木 長さ:38cm |
守護霊 | 不死鳥 |
2.生い立ち
ダンブルドアは長男として誕生し、弟にアバーフォース、妹にアリアナという二人の弟妹と共に育ちました。
アバーフォースとは喧嘩もしていたそうですが、両親とともに平和に暮らしていたようです。
しかし、そこで事件が起こります。アリアナが6歳の時、庭で魔法を使っている様子を3人のマグルの男の子に見られてしまったのです。
恐怖に駆られた男の子達はアリアナを攻撃し、まだ幼いアリアナは精神的に不安定な状態に陥ってしまいました。
その後アリアナは魔法を使おうとはしませんでしたが、魔法力自体は消え去ることはなく、うちに篭った魔法力が時折爆発する、という危険な状態になったのです。
この事を知った父パーシバルは男の子達に復讐し、アズカバンへ連行されます。
パーシバルはそのままアズカバンで獄死し、ダンブルドアは若くして父を亡くしました。
11際になったダンブルドアは他の少年たちと同様にホグワーツへ入学します。
当初は父が起こした事件のこともあり、マグル嫌いの父親の息子と見れられていましたが、1年生のうちにその才能を遺憾なく発揮し、「ホグワーツ始まって以来の秀才」とまで呼ばれるほどになりました。
賞という賞を総ナメにしたダンブルドアはホグワーツをもちろん首席で卒業します。
将来を大いに期待されていたダンブルドアでしたが、卒業間も無くまたしても悲劇に襲われます。
家で匿われていたアリアナが暴走し、もう若くなかった母ケンドラが娘の発作を抑えらずに死亡するという事故が起きるのです。
こうして両親の亡くしたダンブルドアは長男として、まだ子供であるアバーフォースとアリアナの面倒を見なければならないという責任を負う事になりました。

(ダンブルドア家の過去について語るアバーフォース)
アリアナと仲が良かったアバーフォースはホグワーツを中退し、妹の面倒を見ると主張しましたが、ダンブルドアは弟がホグワーツを卒業する事を望み、家に戻ってアリアナの面倒を見ることになりました。
しかし、若く才能のあるダンブルドアからすると、退屈で才能の浪費とも思える生活になります。
そこに現れたのが「ゲラート・グリンデルバルド」という、後にヴォルデモートに次ぐ闇の魔法使いとして世界中を混乱に陥れた男でした。
ダンブルドアとグリンデルバルドは同世代かつ同等の才能を持つ者同士として惹かれ合います。
グリンデルバルドはマグルを征服し、魔法使いがこの世界を支配する、という野望を抱えていました。
ダンブルドアはグリンデルバルドの闇に内心気づいてはいましたが、この惨めな生活から抜け出せると考え、良心の呵責に目をつぶり、グリンデルバルドとその計画に魅了されていきます。
結果、アリアナの面倒を見ることをないがしろになり始め、その事を知ったアバーフォースが家に戻ります。
妹を庇うアバーフォースと、自分たちの計画を邪魔するグリンデルバルドとで口論になり、止めようとするダンブルドアの3人が三つ巴の争いになりました。
魔法の閃光が飛び交う中、アリアナの発作が起こってしまい、その混乱の最中でアリアナが死亡します。
誰の攻撃に撃たれたかは分かりませんが、グリンデルバルドは逃走、アバーフォースからはアリアナの死を責められ、親友と家族を一斉に失うという悲惨な結末を迎えることになったのです。
この一連の事件はダンブルドアを一生苦しめ、重い十字架を背負って生きる事になりました。
能力や財産
圧倒的な魔法使いとしての力
ダンブルドアは唯一ヴォルデモートが恐れる人物として知られ、魔法界で最も偉大な魔法使いの一人でした。
その力はグリンデルバルドを決闘で下す、ヴォルデモートとの一対一との戦いで退却に追い込む、死喰い人達を一瞬で束縛するなど圧倒的です。また、知能にも優れており、ダンブルドアの推測はそのほとんどが当たっているほどです。
ペット
ダンブルドアはペットとして不死鳥の「フォークス」を飼っています。不死鳥は飼いならすことが非常に難しい事で知られており、その数少ない魔法使いがダンブルドアでした。
不死鳥は自らの身体が衰えてくると、炎として燃え上がり、その後灰の中から雛として蘇るという特殊な能力を持っています。
また、不死鳥は歌う事ができ、その歌声は善なるものには勇気を、悪しきものには恐怖を与えるという不思議な力があります。
さらに不死鳥の涙には強力な癒しの力があり、毒蛇の王「バジリスク」の毒すら解毒してしまいます。

また不死鳥はダンブルドア家の象徴でもあり、一族の窮地の際には不死鳥が現れると言い伝えられています。
ニワトコの杖
魔法使いにとって杖は非常に重要なアイテムであり、不思議な魔力を持っています。
ハリーが自らの杖が破壊された際には、「致命的に弱った」と感じるほどでした。
いまほど致命的に弱った、と感じたことはなかった。まるで魔法力のいちばん大切な部分をもぎ取られたみたいで、ハリーは無防備で脆くなったように感じた。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 杖が破壊された後のハリーの心境
そんな杖ですが、ダンブルドアの持つ杖はその中でも非常に強力なものでした。
それは「ニワトコの杖」と呼ばれるもので、「死の秘宝」という3つ揃えれば死をも制すると言われている伝説の杖です。
非常に強力な魔力を持っており、普通の杖では出来ないような魔法も扱えます。
例えば、通常完全に破壊された杖は杖職人にも修復不可能ですが、ニワトコの杖を用いれば修復する事ができます。
また、通常の杖には「忠誠心」と呼ばれるものがあり、杖が魔法使いを選ぶと言われています。
杖の忠誠心を勝ち取らないと杖の力を100%発揮することはできません。
ニワトコの杖にも忠誠心はありますが、通常の杖とは異なり、持ち主が決闘で敗れると勝者に忠誠心が移ります。
そのため、ニワトコの杖の所有者の歴史は血塗られています。
ダンブルドアはこの杖を使いこなし、自身の力もあいまってほとんどの魔法使いが使えないような魔法も扱う事ができました。
まさにダンブルドアにぴったりの杖と言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は最も偉大な魔法使い「アルバス・ダンブルドア」について紹介しました。
物語が始まった当初は温厚で偉大な校長、といったイメージでしたが、ストーリーが進むにつれて彼が抱える暗い過去や人間としての弱さが判明してきました。
しかしダンブルドアは度重なる失敗から自分の弱さを学び、それからは常に自分を制してきました。
そこが同じように強力な魔法力を持つヴォルデモートとの一番の違いです。
この記事を読んでみて、
「観たことがなかったけど、興味が出てきた」
「昔見たけど、この記事を見てもう一度見直したい」
そんな方には「U-NEXT」がオススメです!
現在初回31日間無料キャンペーンを実施しており、無料で全作視聴することができます。
興味のある方は是非チェックしてみてください!

また、原作である小説版を読んでみたい、という方には「Amazon Kindle Unlimited」がおすすめです!
こちらも無料トライアルを実施しており、30日間無料で電子書籍が読み放題になっています。
この読み放題の中には「ハリー・ポッター」シリーズも全巻含まれているので、映画を見たことがある方も是非読んでみてください!
それではまた!
コメント
[…] 11歳になったヴォルデモート卿の元に、ホグワーツへの入学案内として当時まだ教授であったダンブルドアが現れます。魔法を扱えたものの、マグルの世界で育ったために魔法界のことを知らなかったヴォルデモート卿にホグワーツのことなどを教えました。 […]
[…] しかし校長のアルバス・ダンブルドアより、変身する満月の夜は隔離することを条件に入学を許可されます。このことからルーピンは生涯ダンブルドアに感謝し、信頼を置いています。 […]
[…] 魔法界では人の記憶を取り出したり、コピーして煙状の物体にすることが可能です。アルバス・ダンブルドアやセブルス・スネイプなども自らの記憶を取り出し、「憂いの篩(ペンシーブ)」と呼ばれる石の水盆に保存していました。 […]
[…] […]
[…] アルバス・ダンブルドア […]