【予言の子】ハリー・ポッターに登場する「予言」とは?全文やネビルとの関係も!

ハリーポッター 予言 用語解説

「ハリー・ポッター 」シリーズの主人公「ハリー」は劇中で“生き残った男の子”などと呼ばれますが、それ以外にも“予言の子”とも言われています。

この「予言」とは一体何を指しているのでしょうか?

今回は物語を大きく左右した予言について解説していきます。

そもそも予言とは

そもそも「ハリー・ポッター 」シリーズにおける「予言」とは一体どういったものか。

魔法界には「予見者」と呼ばれる人たちが存在します。
従来、彼らは直感や何らかの方法で未来のことを予言してきました。占い師のようなものですね。

ホグワーツでも「占い学」という学問があるほどなので、魔法界では予言や占いは多くの場合信じられてきたようです。
もっとも、全ての予言が的中する訳ではなく、胡散臭いと思っている魔法使いたちも多いです。

魔法界では人の記憶を取り出したり、コピーして煙状の物体にすることが可能です。
アルバス・ダンブルドアセブルス・スネイプなども自らの記憶を取り出し、「憂いの篩(ペンシーブ)」と呼ばれる石の水盆に保存していました。

恐らく予言も、予言した者や予言を聞いた者の記憶を水晶玉に閉じ込めて保存していたようです。

予言の全文とハリーが予言の子と呼ばれる理由

魔法界における予言とはどういったものなのか分かったところで、ハリーが「予言の子」と呼ばれるのは一体なぜなのでしょうか?

それはハリーにまつわる一つの重大な予言がなされたからです。

ハリーに関する予言の全文はこちらです。

闇の帝王を打ち破る力を持った者が近づいている…七つ目の月が死ぬとき、帝王に三度抗った者たちに生まれる…そして闇の帝王は、その者を自分に比肩する者として印すであろう。
しかし彼は、闇の帝王の知らぬ力を持つであろう…一方が他方の手にかかって死ななねばならぬ。
なんとなれば、一方が生きるかぎり、他方は生きられぬ…闇の帝王を打ち破る力を持った者が、七つ目の月が死ぬときに生まれるであろう…。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」第37章 失われた予言

これがハリーに関連した予言でした。
ここから予言の内容について解説していきます。

予言の解説① 「闇の帝王を打ち破る力を持った者」

まず冒頭の「闇の帝王を打ち破る力を持った者」という部分。

「闇の帝王」とはもちろんヴォルデモート卿を指しています。
この予言が下された当時はヴォルデモート卿が魔法界に戦争を仕掛けており、暗い時代でした。

そんな中で闇の帝王を打ち破る、というのはとても衝撃的な予言だったと言えます。

「七つ目の月が死ぬとき」というのは7月末を指しています。
つまり「ヴォルデモート卿と三度戦って生き延びた者の間に、7月末ヴォルデモート卿を倒せる力を持った子供が生まれるだろう」という意味です。

ハリーの両親であるジェームズ・ポッターリリー・エバンズは、闇の陣営と戦うために結成された「不死鳥の騎士団」に所属しており、辛くも三度ヴォルデモート卿から逃れたことがありました。

さらにその子供であるハリーは予言が下された年の7月31日に生まれたので、ここまではハリーにぴったり当てはまっています。

予言の解説② 「自分に比肩する者として印す」

次に「自分に比肩する者として印す」という部分です。

「三度闇の帝王に抗った者の間に7月末生まれた子供」というのはハリーだけではありませんでした。
ではなぜこの予言はハリーのことを指しているのでしょうか?

それは予言通り、ヴォルデモート卿自身がハリーを選んだからです。

この予言を知ったヴォルデモート卿は自身の危険を排除するために予言の子の殺害を企てます。
そしてヴォルデモート卿が狙いを定めたのがハリーでした。

ハリーに狙いをつけた理由は両者の出生にあります。
ハリーとヴォルデモート卿はどちらも「混血」と呼ばれる魔法使いとマグルの血が流れている生まれでした。

ヴォルデモート卿は混血生まれがコンプレックスだったのですが、無意識のうちにハリーの中に自分自身を見ており、そのためハリーが狙われることになったのです。

結果ハリーの殺害は失敗に終わり、ヴォルデモート卿は魂だけの存在となり、ハリーには「額の傷」が残りました。

この傷こそが「比肩する者としての印」であり、ハリーが予言の子として確定したのです。

予言の解説③ 「闇の帝王の知らぬ力を持つ」

では次に「闇の帝王の知らぬ力を持つ」という部分ですが、この力とは一体何なのでしょうか?

それはハリーの持つ「愛」という力です。

ヴォルデモート卿は強大な闇の魔法使いでしたが、弱点もありました。
それは自身が興味のないことに対しては全くの無知、という点です。

ヴォルデモート卿は孤児として育ち、両親の愛を受けずに育ちました。
彼にとって「愛」とは下らないものであり、全く関心を示していませんでした。

ヴォルデモート卿が赤ん坊のハリーの殺害を失敗したのもこの弱点のせいです。

魔法界における「愛」とはそれほど強力な力を持っており、それが闇の帝王が知らない力でした。

予言の解説④ 「一方が生きるかぎり、他方は生きられぬ」

最後に「一方が生きるかぎり、他方は生きられぬ」という部分です。

これはハリーとヴォルデモート卿、どちらかが生きている限りはもう一方は生きることができない、という意味です。
つまり両者は戦いあって、決着をつける必要があります。

しかしダンブルドアはこの予言自体に大した意味はないと話しています。

ヴォルデモート卿は予言を知ったことでハリーを狙い、両親を殺害しました。
そしてハリーは両親を殺害されたことで復讐心を抱き、ヴォルデモート卿に敵対します。

つまりハリーは予言のせいでヴォルデモート卿と戦うのではなく、ハリー自身がヴォルデモート卿を破滅させたい、と願うから戦うのです。

予言自体には大きな力はなく、この予言にまつわる両者がどのような選択をしたのが大事だという意味でした。
ダンブルドアはこの事を非常に重要視しており、ハリーに何度も説いていました。

ハリーはやっと、ダンブルドアが自分に言わんとしていることがわかった。死に直面する戦いの場に引きずり込まれるか、頭を高く上げてその場に歩み入るかの違いなのだ、とハリーは思った。

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」第23章 ホークラックス より

ハリーの予言が下された経緯とヴォルデモート卿が予言を知った理由

様々な予言が存在する中で、ハリーに関する予言はどのような経緯で下されたのでしょうか?

それは1980年のある冷たい雨の夜、「ホッグズ・ヘッド」というバーの上にある宿の一部屋で話は始まりました。

ホグワーツ魔法魔術学校の校長だったアルバス・ダンブルドアは「占い学」の教授を志願する応募者だったシビル・トレローニーの面接のために出向いていました。

ダンブルドアは占い学に対して懐疑的だったのですが、トレローニーは魔法界で非常に有名な予見者の曾ヶ孫だったために一応会うことにしたのです。

しかし、その女性は才能のかけらもないようだったので、ダンブルドアは採用の見送りを決意して帰ろうとします。
すると突如声が変わり、何が憑依したかのように例の予言を話しだしたのです。

もちろんこの時にダンブルドアがこの予言を聞いていましたが、実はもう一人予言を聞いた者がいました。

それはセブルス・スネイプです。
彼は当時「死喰い人」としてダンブルドアをスパイする任務が与えられていました。

そのためスネイプもホグワーツの教授を志願しており、トレローニーとダンブルドアの会話を盗み聞きしていたのです。

話を聞いたスネイプはヴォルデモート卿に予言を伝えます。
その結果ヴォルデモート卿が予言を知ることになるのですが、このときスネイプは予言の一部分しか知りませんでした。

というのも予言の途中で見つかってしまい、追い出されたからです。

スネイプとヴォルデモート卿が知ったのは「三度闇の帝王に抗った者の間に、7月末生まれる子供が闇の帝王を打ち破る力を持つ」という部分だけでした。

なのでヴォルデモート卿はその後の「自分に比肩する者として印す」という部分を知らずに、軽率にもハリーを襲ったのです。

予言の子はネビルでもあった!?

先ほど「三度闇の帝王に抗った者の間に7月末生まれた子供」というのはハリーだけではない、と述べました。

当てはまるもう一人の人物こそがネビル・ロングボトムです。

ネビルの両親も不死鳥の騎士団に所属しており、三度ヴォルデモート卿と戦うも生き延びました。
さらにネビルは7月30日生まれであり、予言に当てはまっています。

しかしネビルが生まれたロングボトム家は代々「純血(マグルの血が流れていないこと)家系」であり、ネビル自身も純血でした。

そのためにヴォルデモート卿は自身と同じ混血のハリーを狙ったのです。

ネビルは予言の子ではありませんでしたが、ヴォルデモート卿を倒す大きな力になり、「第二の主人公」と呼ばれるほど大活躍しました。

まとめ

今回はハリー・ポッターシリーズの大きな鍵を握っている「予言」について解説しました。

この予言が持つ意味をしっかり理解していると、ハリポタシリーズをさらに楽しめること間違いなしです。
特に原作の第6巻「ハリー・ポッターと謎のプリンス」第23章 ホークラックス で描かれているハリーに対するダンブルドアの熱い演説は必見です!

参考になれば幸いです。それではまた!

コメント

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