ハリー・ポッターシリーズの言わずと知れた主人公“ハリー・ポッター”
「生き残った男の子」「選ばれしもの」と呼ばれ、壮絶な人生を送ったハリーについて、ハリー・ポッター大好きな私が徹底解説します!
意外と知られていなかった事実やエピソードもあるので、ぜひ目を通してみてください。
1.プロフィール

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名前 | ハリー・ジェームズ・ポッター |
生年月日 | 1980年7月31日 |
親族 | 父:ジェームズ・ポッター 母:リリー・ポッター 妻:ジニー・ウィーズリー など |
組分け寮 | グリフィンドール |
杖 | 素材:柊 芯:不死鳥の尾羽 長さ:28cm |
守護霊 | 牡鹿 |
2.生い立ち
ハリーは1980年に「ゴドリックの谷」という場所で生まれます。
ゴドリックの谷はホグワーツの創設者の一人「ゴドリック・グリフィンドール」が生まれた場所でもあります。
当時はヴォルデモート卿が支配する暗黒の時代でしたが、1980年にある予言が下されます。
それは「7月末、ヴォルデモート卿に3度抗った者たちの間に、ヴォルデモートを打ち破る力を持った子供が生まれる」というものでした。
闇の帝王を打ち破る力を持った者が近づいている。七つ目の月が死ぬとき、帝王に三度抗った者たちに生まれる。そして闇の帝王は、その者を自分に比肩する者として印すであろう。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」シビル・トレローニーの予言
しかし彼は、闇の帝王の知らぬ力を持つであろう。一方が他方の手にかかって死なねばならぬ。
なんとなれば、一方が生きうるかぎり、他方は生きられぬ。闇の帝王を打ち破る力を持った者が、七つ目の月が死ぬときに生まれるであろう。
この予言に当てはまる子供は二人いました。ハリーと”ネビル・ロングボトム”です。
ヴォルデモートはハリーこそ予言の子だと狙いを付け、幼いうちに殺害しようと考えました。
そして、ハリーとハリーの両親”ジェームズ”と”リリー”の家を襲い、両親はハリーを守ろうと殺害されてしまいます。
残されたのは1歳の赤ん坊であるハリー。闇の帝王であるヴォルデモートがハリーを手にかけることは容易いと思われましたが、母リリーの愛の魔法により、ヴォルデモートが放った呪文は跳ね返り、ヴォルデモートは力を失います。
この事件により、魔法界は暗黒の時代から抜け出し、ヴォルデモートを破滅に追いやったハリーは「生き残った男の子」として一夜にして有名になりました。
3.ハリーの能力
箒の才能

ハリーは優れた箒の乗り手として描かれています。きっかけは「賢者の石」での箒飛行の授業シーンでした。
ネビルの「思い出し玉」を拾った”マルフォイ”が、箒に乗った状態で空に放り投げます。
ハリーは箒に乗ったのは初めてでしたが、思い出し玉を地面スレスレでキャッチしたのです。
これを見たグリフィンドールの寮監”マグゴナガル先生”はハリーを魔法界の大人気スポーツ「クディッチ」の選手に推薦しました。(ちなみに1年生がクディッチの選手になるのは100年ぶりの快挙)
その後も何度も箒の才能を発揮しており、ハリー自身も箒の乗り手としての能力には自信を持っています。
「闇の魔術に対する防衛術」の成績
ハリーは勉学を好んでいなかったので、あまり熱心に授業を受けてはいませんでした。
それでも”ハーマイオニー”の助けもあり、各教科で平均よりは上の成績を取っていましたが、「闇の魔術に対する防衛術」は非常に優れた成績を収めています。
ほとんどの教科でトップの成績を収めるハーマイオニーを上回り、学年1位を取ったほどです。
大人でも使用するのが困難な「守護霊の魔法」を13歳で成功させる、強力な闇の魔術である「服従の呪文」に対して耐性を持っている、といったエピソードがあります。
パーセルマウス
ハリーはパーセルマウス(蛇と会話できる者)です。彼はマグル(魔法使いではない人々)に育てられたため、それが特別な能力であるとはしりませんでしたが、魔法使いでも蛇と会話できる人はほとんど居ません。
パーセルマウスは闇の魔法使いによく見られる能力であり、魔法界では忌み嫌われている能力でもあります。
ヴォルデモートもパーセルマウスであり、赤ん坊のハリーが襲われた際にヴォルデモートの力と魂の一部が与えられたため、ハリーもパーセルマウスになりました。
ヴォルデモートの死後はパーセルマウスの能力も消え去り、ハリーはこれを喜んでいるそうです。
4.ハリーの持ち物
透明マント

「透明マント」はポッター家に代々伝わる品物です。
纏ったものを完全に透明にして隠してくれる優れ物で、ハリーたちを何度も助けてくれました。
実はこの透明マント、物語終盤で「死の秘宝」と呼ばれる伝説の道具の一つであったことが発覚します。
箒
ニンバス2000
上述の通り、優れた箒の乗り手だったハリー。
彼はクディッチの選手であったため、クディッチ用の箒を持っていました。
1本目は「ニンバス2000」
ハリーが1年生時に手にする箒で、マグゴナガル先生から贈られます。
性能も高く、ニンバス2000が作られた1991年当時は最速のスピードを誇る箒でした。
3年生時に破壊されるまでは愛用していた箒になります。
ちなみにその翌年にニンバス2000を上回る「ニンバス2001」が発売され、マルフォイはこの箒を手にしています。
ファイアボルト

ニンバス2000が破壊された後、ハリーは第2の箒として「ファイアボルト」を手にします。
この箒は世界最高峰であり、クディッチのプロ選手も使用するほどの箒です。
ニンバス2000を失ったハリーが次の箒を探している際に”シリウス・ブラック”から贈られます。
ちなみにこのシーンは映画と小説で違いがあります。映画版では物語の最後にシリウスから大きな羽(バックビークの羽)と共に届けられますが、原作である小説版では物語の途中、送り主不明のクリスマスプレゼントとして贈られました。
その後、シリウスの正体が明らかになり、手紙にて「ファイアボルトを送ったのは私(シリウス)だ」と判明します。
グリモールド・プレイス12番地
「グリモールド・プレイス12番地」は魔法界の名門「ブラック家」が所有していた屋敷です。
様々な魔法がかけられており、マグルからは認識できないようになっています。
また、不死鳥の騎士団の本拠地にも使用されました。
ブラック家はシリウスが残された唯一の当主でしたが、彼も若くして亡くなった為、男子の氏が途絶えてしまいます。
その後、シリウスの遺産を相続したハリーが他の財産と共にこのグリモールド・プレイス12番地の正統な所有者になりました。
ハリーは元々ポッター家の財産をかなり受け継いでおり、なおかつブラック家の財産を相続したので、10代にして相当の資産家ということになります。
5.ハリーとヴォルデモートとの共通点
ハリーの因縁の敵で、両親の仇でもあるヴォルデモート。実は両者の間に奇妙な共通点がいくつかあります。
孤児である事とホグワーツへの愛
ハリーはヴォルデモートに両親を殺害され、孤児になります。
一方ヴォルデモートも孤児であり、両親を知らずに孤児院で育ちました。
一応ハリーには「ダーズリー家」で育てられますが、ハリーは虐待に近い待遇を受けており、ダーズリー家を嫌っていました。
その為、二人にとってホグワーツは初めての家であり、愛して止まない学校だったのです。
“そして彼は、湖の縁を歩き続けた。愛おしい城、自分の最初の王国、自分が受け継ぐ権利のある城の輪郭をじっくりと味わいながら”
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 ニワトコの杖を手に入れる為、ホグワーツを訪れたヴォルデモート教
ヴォルデモートは自身の大切な魂の一部が入った「分霊箱」をホグワーツに隠すほどでした。
「混血」という生まれ
ハリーの父親ジェームズは純血家系(代々魔法使いのみで婚姻関係を結んできた一族)でしたが、母親リリーはマグル生まれ(両親、もしくは片方の親がマグル)でした。
一方、ヴォルデモートも母親は純血でしたが、父親はマグルであり、「混血」もしくは「半純血」と呼ばれる生まれです。
ヴォルデモートは純血至上主義にも関わらず、「予言の子」として純血であるネビルではなく、ハリーを無意識に選んでいます。
ダンブルドア曰く、ヴォルデモートはハリーの中に自分自身を見ていたそうです。
“自分と同じ混血を選んだ。きみを見る前から、きみの中に自分自身を見ておったのじゃ。”
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 ハリーへ予言について語るダンブルドア
双子杖
ハリーが使用する杖には芯に不死鳥の尾羽が使われていますが、その数十年前に唯一同じ不死鳥の尾羽を芯に使った杖を購入した人物がいます。それがヴォルデモートでした。
同じ芯を使用した杖を「兄弟杖」と呼び、この関係性は後々物語にて非常に重要なファクターになります。
遠い先祖が同じだった
ハリーはポッター家の生まれです。そのポッター家をさらに遡っていくと「ペペレル家」に繋がります。
ペペレル家は死の秘宝を作った「ペペレル三兄弟」を輩出した名家であり、ポッター家はその三兄弟の末っ子の末裔にあたります。(その為、透明マントが受け継がれてきました)
一方、ヴォルデモートの母親は「ゴーント家」という、これまたかつての名門一族の生まれでした。このゴーント家はホグワーツの創始者の一人“サラザール・スリザリン”の子孫にあたり、さらに辿るとペペレル三兄弟(恐らく次男)に辿り着きます。
その為、ヴォルデモートは死の秘宝の一つ「甦りの石」を所有していました。
5.ハリーのその後
ハリーは最終的にヴォルデモートに勝利し、物語は幕を閉じます。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」のラストシーンでは、最後の戦いから19年後のハリー達を少しだけ描いていますが、その後どのような生涯を送っているのでしょうか?
①ハリーの子供たち
ハリーはロンの妹”ジニー・ウィーズリー”と結婚を果たします。
そして二人の間には3人の子供が生まれました。
ジェームズ・シリウス・ポッター
ジェームズ・ポッターはハリーたちの一人目の息子です。
ハリーの父ジェームズと、シリウスの名前が取られた彼は、その二人の名に恥じぬいたずらっ子で、度々弟のアルバスをからかっています。
グリフィンドール寮に所属していて、ハリーの子供たちの中では唯一外見について言及されていません。
アルバス・セブルス・ポッター
アルバス・ポッターはハリーたちの二人目の息子で、続編の「ハリー・ポッターと呪いの子」の主人公です。
見た目はハリーに似ており、子供たちの中で唯一ハリーの緑の目(リリーからの遺伝)を受け継いでいます。
ダンブルドアとスネイプというホグワーツの二人の校長の名前を授かっています。
リリー・ルーナ・ポッター
リリー・ポッターは3人目の子供であり、唯一の娘でもあります。
名前はハリーの母リリーと、ジニーの友人”ルーナ・ラブグッド”から取られました。
ウィーズリー家の特徴でもある赤い髪を受け継いでいます。
「死の秘宝」のラストシーンではまだホグワーツ入学前であり、昔のジニーのように早く入学したいと駄々をこねていました。
ハリーのキャリア
ハリーはホグワーツの最終学年である7年生時にヴォルデモートとの戦いのため、旅に出ました。
その後、ヴォルデモートを倒した後もホグワーツに戻っていないため、実はホグワーツを中退しています。(ちなみにハーマイオニーだけがホグワーツに戻り、卒業しました)
ハリーはこれまでの経歴から「闇祓い(魔法界の警察的存在)」になりました。彼はホグワーツ在学中から闇祓いに憧れていた為、念願の職であったと言えます。
その後は順調にキャリアアップし、史上最年少での闇祓い局の局長になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はハリー・ポッターシリーズの言わずと知れた主人公「ハリー・ポッター」について解説しました。
ここでは語りきれなかったほど、激動の生涯を送っており、非常に魅力的な主人公として、今なお世界中で人気を集めています。
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それではまた!
コメント
[…] しかし、そんな中で予言を知ったヴォルデモートからハリーが狙われるようになりました。(予言についてはこちらもチェック!) […]
[…] このあたりはハリー・ポッターの幼少期を思わせます。 […]
[…] 相手を傷付けない事からハリー・ポッターが頻繁に使用した呪文の一つでもあります。 […]
[…] 結果グリフィンドールに組分けされ、ハリーたちとのホグワーツ生活が始まることになります。 […]
[…] ハリーはこのアーチを見つけた時、掛かっているベールの裏側から誰かの声が聞こえました。 […]
[…] ハリーが「マダムマルキンの洋装店」でホグワーツの制服をしたていた際に、時同じくしてマルフォイも居合わせました。 […]
[…] ヴォルデモート卿がハリーの殺害に失敗して失墜した後も、他の死喰い人とは異なりヴォルデモート卿を探し続けます。 […]
[…] ハリーをダーズリー家から「不死鳥の騎士団」の本部である「グリモールド・プレイス12番地」に連れていくための護送隊の1人として登場しました。 […]
[…] 結果、ジニーはヴォルデモートの魂に体を乗っ取られますが、ハリーが解決します。この際、ハリーがバジリスクの毒牙で日記を貫いたことで、分霊箱としても破壊されました。 […]